夏休みも残りあとわずか。
毎日子供が家に居てお母さんたちはとても忙しかったのではないでしょうか。
さらに夏休みは宿題に加えて自由研究と工作に頭を悩ませますよね。
以前、小学生のLINEスタンプ作りの記事を見て今年はわが家もLINEスタンプ作りに挑戦しました。
自由研究になるか?
うちの娘はイラストを描くのが好きなのですが、ただイラストを描くだけでは研究とは言いがたいですよね。
しかし、スタンプ作りからクリエイターショップへの登録、スタンプの販売までチャレンジすれば立派な自由研究の題材になります。
結論から言えばいろんな経験が出来て親子揃って良い思い出になりました。
スタンプ作りについて
スマホとパソコンがあればOK!
わが家はMacとWindows両機ありますが今回はWindows10を使って作成しました。
スタンプを作成するまでの主な手順は以下の通り。
- 紙にペンで下絵を描く。
- スマホのカメラで下絵を撮影。
- Googleフォト経由などでパソコンへ画像を保存。
- ペイントソフトで修正と色付け。
- 画像のリサイズとPNG書き出し。
スタンプ作りにはこちらを参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
紙にペンで下絵を描く。
パソコンでお絵かきといえばペンタブレットが必須なわけですが、わが家にはペンタブがありませんので下絵は紙と鉛筆を使ってやりました。
イラストですが自由な発想で好きなキャラクターを描けば良いと思います。この時に出来ればスタンプとして利用するシチュエーションを想定して描けると良いですね。
「おやすみ〜」とか「バイバイ」とかとか。
イラストは何かを真似たような紛らわしいキャラクターにしないように独創性のあるものにしましょう。
後々審査があるのでとても大事なポイントです。
スマホのカメラで下絵を撮影。
イラストをパソコンに取り込むために一旦スマホで撮影します。スキャナーの代わりとなるのはスマホのカメラとスキャナーアプリを使います。
今回はGoogleの「フォトスキャン」を使いました。
Googleフォト経由などでパソコンへ画像を保存。
フォトスキャンで撮影した画像をGoogleフォト経由でPCに取り込みます。
GoogleフォトでもDropboxでも何でも構いませんがクラウドサービスを使うと同時にバックアップにもなりますし楽ですね。
ペイントソフトで修正と色付け。
取り込んだイラストをペイントソフトで加工していきます。
私はAdobeのCreative Cloudを持っているのですが、子どもにPhotoshopは少々扱いづらいためペイントソフトを色々と探してみたところ、Windows10に最初から入っている「ペイント3D」が一番使いやすかったです。
UIが優しいので子どもでもすぐに慣れると思います。
画像のリサイズとPNG書き出し。
LINEスタンプを作成するにはガイドラインにそって作成します。
サイズは指定のサイズが決まっており、
- メイン画像 1個(幅240 x 縦240px)
- スタンプ画像 8個/16個/24個/32個/40個(幅370 x 縦320px)
- トークルームタブ画像 1個(幅96 x 縦74px)
スタンプ8個として最低でも10個イラストが必要になります。
メイン画像とトークルームタブ画像はスタンプ画像から流用でも問題ありません。
注意するポイントとしては背景を透明(透過でPNG保存)にすることと、上下左右に最低10ピクセル程度の余白を取ることが必須となっています。
ペイント3Dなどでリサイズする際に予め幅と縦を20px少ないサイズで作っておいてあとから画像サイズをリサイズして余白を設けると簡単かと思います。
LINEクリエーターズマーケットのアカウントを作ろう
オリジナルのLINEスタンプを使うにせよ、販売するにせよLINEクリエーターズマーケットへの登録が必要になります。
アカウントは通常のLINEとは別の扱いになりますので以下のリンク先を参考に登録してください。
以後の販売までの手順は、
- クリエーターの登録
- テキスト情報と画像の登録
- 審査
- 販売開始
で利用可能となります。
テキスト情報と画像の登録
制作したスタンプ画像をLINEクリエーターズマーケットのマイページからひとずつアップロードを行いスタンプのセットを作成します。
このときに最低限、英語版と日本語版の登録になるのでスタンプのネーミングなど両方考えておいたほうが良いでしょう。
簡単な説明も必要なのでGoogle翻訳などで良いので簡単な紹介文を作成しておきましょう。
無事に登録が完了したら審査へと進みます。
審査
いよいよ審査をリクエストします。
ここまでくれば一段落といって良いでしょう。
ステータスが「審査待ち」となりますのであとは結果を待ちます。
大体1週間ほどは掛かりますのであまりソワソワしないで気長に待ちましょう。
1回目の審査では残念ながらリジェクトされてしまいました。
原因は背景は透明じゃないといけないのですが、ゴミのように色が数ドットだけ残っていたことと、スタンプの画像内に透過部分があったことがリジェクトの原因となっていました。
こちらも理由がしっかりと指摘されて再度審査を受けてくださいと審査窓口から連絡がありました。
丁寧な対応のおかげでしっかりと問題箇所を見つけて修正することができました。
神対応に感謝ですね。
子供のLINEスタンプのリジェクト通知きた。残念だったけどコメントがとても親切。修正して再度審査お願いしよう。
— こーん (@coizne) 2017年8月17日
販売開始
また1週間ほど審査に時間がかかりましたが無事に審査を通過しましたとの連絡がLINEで届きました!
メンバー登録するとLINE Creators Marketの専用ページができるので通知は都度この画面から確認できます。
LINEモバイルを普段使っていますが使用パケット量の確認など専用ページで確認することができます。
SNSだけでなくこの使い方は便利ですね。
今後色んな通知などにも広がっていきそうです。
審査通過後「販売開始」ボタンから販売開始となります。
専用ページのURLが発行されますのでお友達に教えてあげたりすると良いでしょう。
ちなみに娘の作ったスタンプのURLはこちら。
大人のためのLINEのトリセツ。2017-2018 (e-MOOK)
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/02/02
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
まとめ
普段からLINEは使っているもののLINEスタンプがどのような仕組みで作られて販売されているのか興味はありましたが、実際に作ってみてとても簡単なんだなと思いました。
小学生の娘でも作れてしまうのですからLINEスタンプの世界は素晴らしいですね。
もちろん、夏休みの自由研究もこれらをレポートにまとめて無事に制作できました。
何よりこういった成功体験が身近なところから作れて販売までできてしまうわけなので小さなときから体験させてあげるのはこれからの子どもたちには良いかもしれません。
きっとキッザニアでも体験できない素晴らしい職業体験?!になるでしょう。
さっそくわが家ではLINEスタンプが活躍してますよ。
皆さんもお試しください。
では!