ブログときどきオトン

ブログとオトンの成長の記録

ブログとオトンの成長の記録

スポンサー

あのギブソンが破綻していた!スタンダードが抱える中古市場と楽器の未来を考える

ギブソンといえばレスポール。
エレキギターといえばフェンダーがレスポールというぐらいギターの老舗メーカーです。

ギタリストならだれしも憧れるあの唯一無二のレスポールシェイプのギター。
かっこいいですよね。

レスポールといえば元Guns N' Rosesのスラッシュやザック・ワイルド、日本だとB'zの松本孝弘さんがエンドースメントアーティストとして有名です。

ちょうど東京商工リサーチの記事を見ていたら以下を見かけました。

www.tsr-net.co.jp

なんとー。
音楽業界も厳しいだろうけど楽器業界も厳しいんですね。

まさかあのギブソンが破綻とは。
負債金額が5億ドルってのもすごいですね。

さらにすごいのは債権者が再建に前向きのようなのでなんとかブランドは無くならずにすみそうです。

ネームバリューだけでもすごいですからね。

新しいものが生まれにくい楽器業界

バイオリンでストラディバリウスってあるじゃないですか。時価1億円以上といわれる。

ストラディバリウスのようにつまりビンテージが重宝されるんですよね楽器って。

もちろん素晴らしい出来だからというのが最もだとは思うのですが、年代や経年変化によって付与された「味わい」は新しい楽器には再現不可能なんですよね。

クラシックなんて当時の音で奏でるからこそ忠実でしょうし。

フェンダーも同じですけど新しいモデルも50〜60年代のモデルの焼き直しを作ってる感じなんですよね。

老舗だから焼き直しでもないですがほぼ同じものを作り続けていて古いものほど価値があるという負のスパイラル。

しかも高騰する中古市場はメーカーには一切儲けは発生しない訳ですから作っても作っても利益が増えるわけでもない楽器という耐用年数の高い極めて稀な製品の抱える問題。

ジッポーライターなど永遠のスタンダードの宿命なのです。

廉価版もどうか

ギブソンは傘下にEpiphone(エピフォン)というやはり同じギターメーカーを抱えていますが、位置付けとしてはギブソンの廉価版というやつです。

多少新しい取り組みもあるもののギブソンでは落とせないブランドイメージや価格をエピフォンではチャレンジしているといった感じです。

わたしもギブソンは高嶺の花でしたからエピフォンのSGを持っていました。

ギブソンではなかったですがギブソンの息吹を感じられて良かったですね。

まぁ、楽器もその9割は演奏者の腕次第ですしわたしがギブソンだろうがエピフォンだろうがオーバードライブの掛かったパンクロックにはほぼ影響は無いわけです。

また悲しいことに普及価格帯を考えるとエピフォンに断然軍配が上がりますからギブソンは儲からないわけです。

レスポール15万円に対してエピフォンは5万円ですからね。

さらに悲しいことにメーカーからすると製造コストなのでどっち売っても利益はあまり変わらないのではないかと。

ギブソンに残された道はあるのか?

市場にはシェアがありますがギター市場を見ればレッドオーシャンとはいえシェア拡大という道はあるはずです。

といってもギターは好みがはっきりするのでフェンダーフェンダーファンはずっとフェンダーだし、ギブソンファンはギブソンを使い続けると思うんです。

なのでシェアを取りに行くのではなくやはりギタリストを増やすことですね。

70年代の世界的ロックブームの頃は多くの若者がギターを弾く姿に憧れたと思いますし売れた時代だと思います。

何でもこのある種の熱を帯びないと市場て盛り上がらないですよね。

また最近は子供向けにミニサイズのエレキギターも出てきましたけどギタリストを増やすならこういったギターを作るのも将来に種をまくことなのではないでしょうか。

f:id:coizne:20180509233816p:plain

アンプメーカーのマーシャルやギターメーカーのフェンダーがヘッドホンを監修して作ったり新たなアプローチも見られるようになってきました。

多角化ではない道

多くのメーカーが陥る問題も多角化経営がネックとなるケースが多いですよね。

決して本業を疎かにしているわけではなく企業が成長を考えたときに同じことをしていても毎年安定した収益につながるわけではない訳ですから必然であったと思うんです。

ただ企業規模を拡大するのではなく生業であるギターを多く売るにはどうすれば良いのか。

わたしは音楽業界を盛り上げること、ファンを増やすことかなと。

わたしの好きなオンラインゲームでもやはり同じでプレーヤーが増えないと儲からないし結果長く続かないです。

音楽ファンが増えてバンドを組んだりギターを始める人が増えるよう盛り上げていかないとですね。

わたしもこのブログでベースを始める人が増えるように楽しさを伝えていきますよ。

www.tokidokioton.com

スポンサードリンク

このブログについて  広告に関する免責事項 アクセス解析について RSS

© 2017-2023 ブログときどきオトン