中学2年生の娘は剣道部に所属しているのですが1学期を最後に3年生が引退したので、晴れて一軍となり毎回試合に出るようになりました。
武道の経験がほとんどないわたしにとってはアドバイスらしいことも出来ないですし、父兄にもわりと経験者や有識者が多いので素人のわたしには何も協力できないわけです。
できることといえば遠征時の送迎係ぐらい。しかし、試合をみていると熱心にビデオを撮る父兄の姿を見ることができます。しかし、子育てをしながらこれまでビデオを幾度も撮ってきましたがひとつだけ気になるとことがありました。
ビデオを撮ると生で試合が見れないという問題です。運動会などでもよく見る風景ですが、お父さんたちはわが子が目の前にいるのに肉眼ではなくファインダー越しにしか見れないという悲しい現実があります。
部活の試合でも同じこと。そこでわたしが誰にも頼まれていないのにビデオ係を買って出たんです。
3軸ジンバルの導入を決意
剣道の試合はコートが正方形で限定的なので比較的三脚での撮影が他のスポーツに比べるとやりやすいです。
なので三脚が設置できると、わりと放ったらかしで撮影できます。しかし必ずしも良い場所から撮影が出来るとも限りませんし男子は第1コートで次に女子が第4コートなんてこともざら。
3脚で移動せずに安定して撮影できることは稀です。
そこで今回導入したのが3軸ジンバルのDJI Osmo Mobile 3です。
DJIといえばご存知のかたも多いはず。ファントムというドローンが1番有名ですかね。ドローンといえばDJIという時代がありましたが、そのDJIのドローンに使われている3軸ジンバルの技術がスマホのカメラ撮影に使えるという画期的な商品な訳です。
さっそく開封です。Amazonのレビューでも比較的高評価がて目立ちました。とくに目についた意見としては1万円弱の出費でスマホがビデオカメラ以上の性能に変わるというところ。
いいカメラを買っても手ブレしては台無しですしね。またカメラ用のジンバルを買おうとすると3万円以上はしますから、手持ちのスマホを1万円の投資で3万円以上のメリットが得られると言っても良いかもしれません。
スマホのカメラの良いところはいつでも一緒ということ。ビデオカメラはなかなか普段から持ち歩くことが少ないですが、スマホならほとんどの方が常に肌身離さず携帯してますからね。
apps.apple.com撮影にはDIJ Mimoという専用アプリを使います。この専用アプリを使うことでOsmo Mobile上の各種ボタンを使ったモード切り替えやズームなどの操作がおこなえるようになることと、アプリと同時にOsmo Mobile本体のファームウェアのアップデートもしてくれます。
注意点としてはiPhoneの純正のカメラアプリでOsmo Mobile 3が使えないかというと使えます。操作ボタン類は使えませんが、3軸ジンバルとしては問題なく使えますので好みで使い分けてもよいと思います。
なお、DJI Mimoで撮影した動画も通常の写真のアルバムに保存されますのでGoProなどのアプリとはちょっと異なりますね。
実力やいかに?
こちらは男子団体決勝戦の模様を手持ちで撮影したものです。いかがでしょう?
手ブレをほとんど感じませんよね。
左右のパンもクレーンカメラを使っているような浮遊感が演出されてあの手持ち撮影の手ブレ感がまったく出ないのに驚きますし、とても新鮮な絵がとれます。
なにより主役は子どもたち被写体ですので、派手な演出よりもしっかりと手ブレ少なくきれいにおさめてあげるのが何よりも撮影で大事なポイントだと思います。
1万円弱の投資でこの効果はとても嬉しいと確かにいえると思います。お手持ちのスマホでほとんどビデオ撮影を行っているかたはお試ししてみてはどうでしょう?
光学望遠ズームなどを求めなければスマホでとてもきれいな動画撮影が行えますよ。