わが家に4つめのフライパンがやってきました。
なぜ?4つもフライパンがあるかというと、カミさんが使うテフロン加工フライパンが2つ。そしてわたしが使う鉄製フライパンが2つあるんですね。
その4つ目のフライパンが届きました。
テフロン加工のフライパンは確かに便利なのですが半年ごとに買い替えが必要といわれるぐらい長持ちはしないんですよね。
こびりついたコゲや汚れを金タワシで擦ろうものならテフロン加工がカンタンに剥がれ落ちでしまいます。
ガシガシと使えないフライパンがどうも苦手でわたしは専用の鉄製フライパンを別で持っているということになります。
IHで使用するために厚手をチョイス
写真ではわかりづらいのですがこのフライパンの特徴は少し底が厚目に作られていること。
とくにレビューなどを見るとIHで鉄製フライパンを使うと底が変形したなどといったコメントをみかけます。
鉄製なのでもちろんIHでも使えるのですが、均等に熱が当たるガスコンロと違ってIHだと熱が偏りやすく変形を招きやすいそうです。
そこで今回は少し底面が厚めのものにしました。
厚めといってもそこが若干厚目に作られているだけで横は普通なのでそんなに重たくはありません。
さっそくシーズニング
今回はわたしがカレー用のタマネギを炒めたり、ステーキ肉を焼いたりするのを想定して、22cmの手持ちのフライパンでは少し小さかったので24cmを新たに追加しました。
鉄製フライパンの場合、シーズニングといってフライパンを空焚きして焼き入れをします。
皮膜のワックスを落としたり表面を焼くことで酸化させ黒サビを付けるという作業になります。
さすがにここはIHではなくガスコンロを使うことにしました。
リビングで作業をしていると煙がすごく出てきて火災報知器が作動するといけないので、キッチンの換気扇の下でやることをお勧めします。
焼いてる途中に食卓からキッチンに運ぶ途中に落下させてしまいカーペットを溶かしてしまいました……
わたしのような失敗をしないようしっかりと準備してから焼き入れを行ってください。
溶けたカーペットが、フライパンの底に貼り付いてしまいました……
しかしさすがは鉄製フライパンです。しっかりと焼き付けを、すると溶けたカーペットも完全にススになって、綺麗に取れましたよ。
焼き入れはしっかりとフライパンの真ん中からフチにいたるまで、また裏返して表も裏もしっかりと焼いていきます。
目安は煙が出なくなってツヤ感がなくなったら火が通った証拠です。
本体にしっかり火が入ったらしばらく触れるぐらいまで冷やして、次に取手の部分も焼き入れしていきます。
キレイに火が通るとこんな感じで艶消しのグレーほい色に変わります。
我ながら完ぺきな焼き入れができたんじゃないかな?途中落下させたりしたけど……
次にフライパンを充分に冷やしてからいちど水洗いします。焼き入れのときに出たススを洗い流すように。
注意点としては洗剤は使わないこと。鉄製フライパンは一切洗剤を使ってはいけません。
汚れはむしろ焼き焦がして金タワシで擦り落とせば良いのです。
水洗いが終わったら空焚きをして水分を飛ばします。水分がなくなったところで油入れからひたひたになるぐらい油を注ぎます。
中火で油を温めてフライパン全体になじませます。油が温まってパチパチしてきたら油入れに戻してしまいましょう。
必ず最初に試しのクズ野菜を炒めを作ろう
次にクズ野菜を使って慣らし運転をかねて野菜炒めにします。
クズ野菜とはいえ美味しそうな匂いが立ち込めます。そしてこのときに鉄製フライパンていいなぁと感じる瞬間でもあります。
鉄製フライパンの炒め物にベストマッチ感が五感を刺激して伝わってきますよ。
多少表面が焦げ付いても気にしないで中火でなるべくながく炒めましょう。
いちど炒め物をしてフライパンをなじませておけば次からの本番運用も安心です。
炒め終えたらきれいにタワシと水だけでヨゴレを水洗いしたら火にかけて水分を飛ばして終了です。
最初のうちは薄く油を塗ってあげるなどしてあげるとよいです。フライパンに油が馴染んでくると水洗いと乾燥だけでも表面に油分が残ってくれるのでわたしの場合は後から油を塗ったりしないですね。
油分を含んでいることもありフライパンは壁にかけて収納するのがおすすめです。
鉄製フライパンを使うと料理の味が上がるような気がしますし、町の洋食屋さんのコックになったような気分になれます。
ぜひ鉄製フライパン試してみてください。きっと気に入ると思います。
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