子どもが修学旅行から帰ってきたのですが、ワタシの中学生の時の修学旅行といえば、それぞれがウォークマンとカセットを持ってきて好きな音楽の話しで盛り上がり、夜は怪談テープを聴いて皆でゾッとするといった思い出があったりします。
そんな娘に聞いたところスマホはおろかカメラやトランプ以外何も持ってきちゃダメだそうで、1人にふけってしまうもの禁止だそうです。
ま、言われてみればそうか。
それはさておき、最近はというと「新譜堀り」に加えて「新しいバンド掘り」が趣味になっており、Youtube Musicを新たに契約したのですがなんだか音質の話題がワタシの中ではブームになっておりApple MusicとAmazon Musicを試しています。
そもそも音のハナシ
音楽てとりあえず聴ければいいとは昔のAMラジオの時代のはなし。いまではAMラジオもradikoを通して聴けばクリアな音声で楽しめる時代なわけですが、音の価値観としてAMよりFM、FMより CD、CDよりハイレゾなんてはなしだったりします。
そもそも音楽の基準となるのはCDでしょう。
そのCDの音質はというと、
44.1kHz / 16bit
で表現されます。16bitは記録できる音の大きさを示しており、ダイナミックレンジは約96dBで、とくに周波数である44.1kHzはサンプリング周波数でありこの値が大きいほど原音に近いといわれます。
ちなみにハイレゾとは
48kHz / 24bit
96kHz / 24bit
192kHz / 24bit
あたりのレンジを指しており、今日現在だとApple MusicやAmazon MusicでもロスレスやUltra HDといった名称でそれぞれ提供されています。
iPhoneでハイレゾを楽しむならDACは必須
DACとはデジタルアナログコンバーターでiPhoneにライトニングケーブルのイヤホンを挿せば普通に聴けますが、充分にヘッドホンを鳴らすうえでの音量が足りないためアンプの役目もあるので、より高音質で楽しみたいかたや有線ヘッドホンが好きなかたには必須だったりします。
そして、結局さらに上を目指すと専用機つまりウォークマンが欲しくなるわけですね。
オーディオ沼にハマるのか?!
最初に言っておきます。ワタシはオーディオ沼にハマるつもりはありません。
そもそも沼があまり好きではないのと、元々いろんな沼にハマってきた人間なので常に警戒心が働いているだけだったりするのですが。
そんななか発売から1年も経ってから買ったのが「NW-A306 BC」です。
いわゆるA300シリーズと言われているもので、ストレージが32GBでAndroid搭載型でサブスク対応モデルです。
そうですつまりウォークマンでサブスクが聴けるという一瞬訳がわからない感じなのですが、パソコンから音源をいちいち取り込む必要もないし、気に入ったアルバムをダウンロードで取り込んだり、ストリーミングで再生したり、ひとことでサブスクが高音質で聴けるポータブルオーディオ専用機ということにしておきましょう。
いまなら大体発売当時より10,000円安く買えますのでお得です。
それにしてもSONYの製品ページのキャッチコピーがまさに、
「音楽専用機」だけの、沼音の世界へ。スタミナも進化したストリーミングWALKMAN
です。
そのまんまですね。
iPhoneにDACを買って聴き始めると、いろんなヘッドホンを試したくなったり、ほかのDACにも興味が湧いたりするもので、あれこれと沼りそうになるですよね。
なのでこの欲求を満たすにはもうiPhoneを選択肢から捨てるべき。というのがワタシの答えです。(変なヤツ…)
ウォークマンが我が家にやってきた
ウォークマンを買ったのはいつ以来でしょうか。おそらく26年ぶり。1998年ぐらいにMDウォークマンを買った以来ですね。その後いえばほとんどの皆さんがiPodでしたからね。ワタシもiPodは3機種ぐらい使いました。
四半世紀が過ぎて再びウォークマンを買うとは思ってもみませんでした。
どうですか。小さいですよね。
発売されて1年経ってるのにこのレビューつまんないと思いますけど、iPhoneユーザーがあえてウォークマンを持つというのが今風だと思うんですよね。と勝手に思っていますが…
時代はハイレゾですよハイレゾ。
ウォークマンというか完全にAndroid端末ですね。
音楽聴けるまでセットアップが長い・・・。
昔のカセット入れたらすぐ聴けるとかってモノではないです。
そもそもガジェットの扱いができる人じゃないとおおよそ音楽専用機からほどとおいGoogleアカウントのセットアップで15分はかかりそうな感じ。
後回しにできるものだと思っていたので少し面食らいました。
さらに問題が待っていた
Amazon Musicでハイレゾ音源を聴くつもりだったのに見てくださいよ。この状況・・・
なんとアプリが対応してないです。
でた、ってやつです。
SONYが悪いの? Googleが悪いの? Amazonが悪いの?
どうしようもないやつです・・・
まったくこれなら買わなかったのになと思ったり。
とりあえずYoutube Musicで聴くことにしました。残念。
ハイレゾ音源を音楽専用機で聴くことが目的だったのにこれはやるせません。
【2024/6/20追記】
Amazon Musicアプリのダウンロードが可能になっておりました。
早速使い倒してみましたが、バッテリーが長持ちして欲しいのと、スマホみたいに常にネットに繋げてストリーミングして聴くんじゃなくて聴きたい楽曲をあらかじめダウンロードしておいて聴きたい訳ですがネットに繋がっている前提の作りになっていて使いづらいです。
いまのところYoutube Musicのほうがオフライン利用でも使いやすいかなという印象でした。
Youtubeも今後のハイレゾ対応に期待ということで。
とはいえ何だか複雑だけど音はいいんだよな
目玉でもある音の設定がイコライザーをはじめ色々とあってですね。
音質を弄れるようになっているのですね。
このおかげでハイレゾ音源でなくてもハイレゾ音源のように高音質で聴けるという、というかハイレゾが聞きたいのにというのはおいておいてとりあえずこれはこれでいい機能です。
まぁ、アプリですからそのうちアップデートで対応してくれるのを期待して待ちましょう。
それまではYoutube Musicがハイレゾ音源に対応してくれるか、Apple Musicを使うかですね。
とにかく音はiPhoneで聴くより良く感じます。
手持ちの有線ヘッドホンをDACを通さず直接挿して聴けるのはやっぱりいいですね。快適です。
余生の選択肢があった
なんとこのウォークマンをUSBでPCにつなぐとDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)として使えるようです。
つまりPCで音楽を聴く際にPCのイヤホン端子ではなくウォークマン経由で聴けるということ。
このメリットはサウンドカードのノイズを拾わないほかハイレゾの再生もできますしこれはメリットしかないですね。
もしくはWi-Fi専用のプレーヤーとして使うか。
将来バッテリーが無くなってポータブル機として使えなくなっても余生が過ごせるということです。
これは嬉しいポイント。
- 基本的にサブスクからダウンロードして使うことになる
- 発売から1年経っていまなら1万円安く買える
- ウォークマンというか完全にAndroid端末
- 音をいじれるアプリがついている
- 有線ヘッドホンが使いやすい
- 音楽専用機としてスマホから開放される
- DACとしてPCで使うことができる