こんばんは大河ドラマどハマりのこーんです
2018年の大河ドラマ「西郷どん」が最終回となりましたね。
毎週オンエアの日曜日が楽しみで1年があっという間だったのも西郷どんのせいだったのかも?
毎週の楽しみが減っちゃったなぁ。
140年前の鹿児島のあるところで……
西郷さんが亡くなったのはわずか1877年つまり140年前の話です。わずか140年前ですよ。
45年生きてるわたしからみても140年前なんてつい最近のことに感じます。
140年前までサムライは居たんです。歴史って面白いですね。
いまの日本があるのも欧米列強に飲み込まれまいと数多くの志士達が流した血と汗と涙の戦いがあったから。
カタチはどうであれ今幸せに生きていられるのも日本にも昔大きな革命があったからなんだなと改めて考えさせられるドラマでした。
そんな現代に繋がるドラマとして「龍馬伝」も面白かったですが明治維新を描いたドラマは見応えがありますよね。
数多くの犠牲の上に得たものは
「西郷どん」を見ていると多くの犠牲に心を打たれました。
戊辰戦争で亡くなっていた方々や西郷家でも吉二郎の死はとても悲しい出来事のひとつでしたね。さらに西南戦争で弟の小兵衛を亡くし、妹の琴の息子たちも西南戦争で亡くしています。
そして西郷家の長男の菊次郎も命こそ助かったものの片足を失いました。
ドラマの前半では平和を愛する西郷さんが物語が後半になっていくにつれ戦いの鬼と化し、サムライの世をあらためようとしていたにもかかわらず最後は自らラストサムライになってしまうとは……なんとも皮肉な。
海外を視察して欧米に負けんと産業の発展に尽力する大久保に対して、国の豊かさとは民がお腹いっぱい食べれる平等な国造りを目指した西郷。
両者ともに最後は死という運命が待っていたのですが、それは日本の歴史を振り返ればひとつの区切りであったように思えます。
竜馬のように死が惜しまれる人もいますが、西郷さんは死をもってケジメをつけ国民に一つの時代の終わりを告げたんでしょうね。
諸説ありだと思いますがフィクションであれ史実であれ現在があるのはこうした歴史の積み重ねにほかならないわけですから、それらを感じながら鑑賞するのはとても楽しかったです。
役者陣の輝きもよかった
主人公の西郷隆盛役の鈴木亮平さんも脇役や変態仮面などわたしはどういう役者さんなのかまったく知らなかったのですが、朝ドラを観ていたかたには人気があったようですね。
とにかく肉体改造が見事で和製ロバート・デ・ニーロと呼ばれていました。ケープフィアのときのデ・ニーロはすごかったなぁ。
憎まれ役の大久保利通を演じた瑛太さんもドキュメンタリーやフザけたCMでは目にしていたのですがじっくり役者として観たのは始めてでした。お芝居が上手い下手より活き活きとして観ていて良かったですよね。お芝居なので演じているのは分かっていても活き活きとしてないと響いてきませんからね。
そのほか熊吉役のドランクドラゴン塚地さんや糸役の黒木華さん、もちろん渡辺謙さんや風間杜夫さん、松坂慶子さん、北川景子さんも良かったです。
西郷どんロス
西郷どんの最終回で毎週の楽しみが減ってしまい西郷どんロスになってしまいそうですが、大河ドラマのよいところは最終回で新しい年を迎えるというところ。
大政奉還と明治維新の中心となった西郷の物語が平成最後の年にあったのも何かの縁なのかもしれません。
そんな西郷ロスも2019年という新しい年がくれば忘れるでしょう。そしてやがてくる新年号、さらに東京オリンピックと新しい時代がやってきそうな気配。
しばらく政治の足踏み感を感じますが、政府には幸せな国造りをこれからも期待したいですね。
とりあえずみなさま2018年おやっとさぁでした。