夫婦共働きとなって皿洗いがわたしの日課になっています。
洗い物をしていると最後にでる生ゴミは毎回捨てるのが面倒。冬場はまだしも夏場は臭いを放ちますしすぐに捨てたいですよね。
生ゴミといえば生ゴミ処理機のことを以前妻が話していたことを思い出しました。
そのときはピンときていなかったのですが、自ら台所に立つようになると毎回生ゴミが気になるようになりました。
そこで生ゴミ処理容器(コンポスト)の導入することにしました。
キッチンの生ゴミ処理を考える
生ゴミを自ら処理して捨てるということにしましたが、そもそも生ゴミ処理機てどんなものか知ってますでしょうか?
生ゴミ処理には生ゴミ処理機と生ゴミ処理容器(コンポスト)の2種あります。
生ゴミ処理機は高い、生ゴミ処理容器は安い
生ゴミ処理機は生ゴミを電気の力で乾燥させてカラカラの状態にしてゴミとして捨てられる装置のこと。
生ゴミ処理容器(コンポスト)は生ゴミをEM菌を使い微生物に分解させて発酵させて分解して堆肥などに作り変えることができるポリバケツのようなものです。
ただのバケツだし電源いらずなので比較的安いです。
家庭菜園などで野菜を育てている方には生ゴミ処理容器の方が再利用できるので楽しみがあるのではないでしょうか。
コンポストを買ってみた
さっそくコンポストが届きました。
今回台所からでる生ゴミを処理するのに2台体制で挑むことにしました。
というのも1台がいっぱいになっても堆肥にするのに1ヶ月要するので2台ないとどうしても不便なのだそうです。
Amazonでいままで見たことないサイズの箱で届きました。カラーはグレーにしました。なかなか渋くて良い色です。
蓋はタッパーがでかくなったような蓋で決して開けやすい感じではなく少し面倒くさいです。
原始的というか飾りっ気のまったくない蓋なので普通といえば普通ですがもう少し開けやすければなぁ。
日に1度しか開けないので使い勝手もあまり関係ないか。
同梱物は本体と蓋の他に中蓋と計量カップがついています。
中蓋は底から少し浮かせて使うために必需品になります。
空っぽの中身を上から眺めた様子。
底にドレンがついていて生ゴミを発酵して分解したあとに出る水分が貯まるようになっています。
どのぐらいの水分が出るのか想像がつきませんがかなりの量が貯められるだけのスペースになっています。
ドレン口を外からみたようす。
蛇口にようなものがついているので出すのがカンタンです。
ところでこの水分ですがEM活性液といって液肥にもなるし、トイレやお風呂場に流すと排水口の消臭効果があると言われています。
畑に撒くときは1000倍に薄めればよいそうです。
野菜もおいしく育つらしいしEM活性液ってなかなかのシロモノなんですね。
それが生ゴミから採れるなんてなんていいんでしょう。
ここから付属の軽量カップにEM活性液を取り出すという仕組みのようです。
ステキ。
中蓋を取り付けた様子です。
中蓋で中に浮かせたような状態で発酵させ水分は下のタンクに貯まるという構造です。
早速今日の生ゴミをいれてみることにしました。
ちょっと悩ましいのはコーヒー豆などは細かいので中蓋をすり抜けてしまいそうな感じですね。
なにか新聞紙でも敷いたほうがよかったなぁ。このあたりはまた考えてみたいと思いますが、わが家だとドリップ後のコーヒー豆や麦茶のパックの中身もコンポストで処理しようと思っているので「出し殻系」もちゃんと分解してくれるか行方は見守っていきたいと思います。
生ゴミをコンポストに入れたらこのままではただ腐ってしまうだけなのでEM菌を投入してあげます。
一回の生ゴミの量に大さじスプーン1〜2杯分ぐらいでいいそうです。
この菌が活躍してくれるので生ゴミが分解されるんですね。エライぞEM菌。
ちなみにEM菌自体はりんごのようなすこしツンとする香りでした。
サラサラとしてヌカ床のようなきな粉のような感じです。
なんだか生ゴミに粉がかかっただけのような微妙な状態ですがこれから腐食がすすめば分解されることになります。
この季節だと涼しいので腐りにくいところはあるかと思いますがまずは1週間ぐらい様子をみてみたいと思います。
だいたい一ヶ月でいっぱいになるそうですがうちは育ち盛りの娘たちがいるので1ヶ月かからないかもしれません。
1つがいっぱいになったらベランダで寝かせることにします。
ただ冬場は気温が下がると発酵が遅れるので屋内に置いておこうか悩み中。
コンポストを買ったら助成金の申請を忘れずに
わたしが住んでいる市でも生ゴミ用のコンポストを買うと2/3を助成してくれる制度があります。
つまりコンポストを通常の1/3のコストで買えるということですね。
今回はAmazonで購入したのでAmazonの領収書の画面からPDFで保存してプリントアウトしましょう。
プリントはセブンイレブンのネットプリントサービスが便利です。
次に自分が住んでいる市役所のホームページから生ゴミの助成金制度のページを探して申請書のPDFをダウンロードして同じくプリントアウトします。
申請書と請求書がセットになっているかと思います。
ちなみに今回はコンポスト2台で5,714円でしたが2/3の3,800円を助成してもらえることになります。
得した気分ですね。
生ゴミ処理の問題
今回生ゴミを捨てるのが面倒なのと自分の畑に堆肥として再利用できるということで購入したコンポストですが、そもそも市が生ゴミ処理を助成してくれる背景には生ゴミ処理の問題と関係があります。
生ゴミは濡れているため焼却処分の際に乾いたゴミより燃料代が多くかかるのが問題なのだそうです。
あまり意識していませんでしたが全家庭からの生ゴミを集めたらほとんど水分ですが確かに燃やすのには多大な重油代がかかるのだと思います。
コンポストを買って家庭で処理することでエコにもなりますし、わたしのように家庭菜園を持っている人であれば再利用しておいしい野菜を育てることができます。
家庭の生ゴミ処理の問題考えてみてはいかがでしょう?
- 家庭菜園があるならコンポスト、乾燥して捨てるなら生ゴミ処理機
- コンポストは2台あった方が効率的に使えて良い
- コンポストは生ゴミ処理促進剤(EM菌)が必要
- 2/3は市の助成金などで補填してもらえる
- 生ゴミの廃棄に行政は燃料費がかかる
- コンポストなら家庭菜園で堆肥として使える
- EM活性液は1000倍に薄めて液肥か排水溝の臭い取りに
コンポストならただのポリバケツみたいなものなので家にも起きやすいですよ。
EM菌で臭いもほとんど無いし堆肥作りが楽しみです。
是非お試しを。