こんにちは、こーんです。
3連休は映画を観まくり4本も観ました。
今回は「カンパニー・メン」の感想について。
もちろんセレクトはの町山智浩さんの著書「今のアメリカがわかる映画100本」からHuluで見つかった作品にスポットを当てております。
サブプライムローン問題を取り上げた作品。
景気低迷が20年も続く日本人には馴染みがありませんがアメリカはついこの間までちょっとしたバブル期にあったんですね。
銀行や融資会社が住宅ローンを年収の6倍とか貸し付けてるちょっと異常な状態。
主人公のベンアフレックも年収1,200万円で7,000万円の家を購入していわゆるローンレンジャー状態。
そんななか会社のリストラにあってしまい職を失ってしまいます。
何となくイメージはありますがリストラって怖いですよね。いきなり会社から余剰人員だとして切り捨てられるわけてますから。
日本だと派遣社員問題がありましたが同じです。会社の都合によって簡単に切り捨てられる従業員たち。
これまで会社に尽くしてきたベテランが安い若手や低賃金の海外の労働力にとって変えられてしまう血も涙もない仕打ちです。
経営層はいつしか企業理念を見失っていった。
社会への貢献と従業員を守るべき企業像がいつしか株主の利益と自ら所有する株式の時価総額だけが関心ごと。
従業員の生活を考える人はいないし企業として何を産み出してきたのかも忘れまるで糸の切れた凧の様です。
経営層というより社長自身が儲けることにしか目もくれなくなったからですね。
こういう会社で働いていても楽しくないだろうなぁ。
報酬は高いけど会社として社会へのサービスの対価が見合っているかどうかですよね。
夫婦の絆。
主人公のベン・アフレックには妻と息子と娘の4人家族でした。
奥さんは専業主婦。
失業したことを伝えるまでは何の不自由も無く生活していたはずなのに夫婦仲が良くありません。
なんていうかギクシャクした感じ。
おそらく夫の関心事がシゴトとクルマとゴルフだけで奥さんや子どもをかえりみることも無かったからでしょう。
何だかどこかの誰かみたい。
そして失業したことで生活を切り詰めたりパートを始めます。
以前より生活は一気に困窮しクルマを売り払う羽目になるわけですが夫が失業したことで互いを見つめなおす機会になると妻は判断したのかもしれません。
困ったことがないと協力したりお互いを助け合うことが出来ないのは悲しい話ですが困難を乗り越えるために力を合わせる。
なってしまったことは仕方ない。
良くなるように考える。
こういう時って前向きな強い奥さんは頼もしいですね。
弱ったときに以前のように責め立てられていたら滅入ってしまい再就職はおろか家庭崩壊だったと思います。
周りのひとの助け。
奥さんの義理兄のケビン・コスナーが工務店の仕事をしていたため人手が足りないとしばらく雇ってくれます。
肉体労働のシゴトは心身ともにクタクタになります。
しかし周りはみな自分よりタフだし、少しでも働いているメンバーに高い給料を払うため工期短縮のボーナスを得るため皆に内緒で自ら休日出勤しながら仕事を続けていました。
これまで自分の仕事を認めてくれず好きではなかった義理兄のシゴトへの取り組みた方を垣間見たことで互いを理解し合えるようになります。
ベン・アフレックが大工の格好なんかしてると「グッドウィルハンティング」を思い出しますね。
クラッシュ&ビルド
会社のNo.2にいたトミー・リー・ジョーンズまでも解雇されていまいます。
かつて会社を起こした造船所を部下だったベン・アフレックと一緒に訪れ失ったモノの今も変わらない心のうちを話します。
失ってから気がつくこと。
これは確かにあります。いや逆に失ってからでないと気づかないことかもしれません。
ずっと成功を収め続けられれば挫折することもありませんが、本当の自分を取り戻すことができるのも挫折して気がつくそんな時だったりします。
自分もいくつかの挫折を経験して今があります。
そして今は挫折を乗り越えて成長したと思える自分がいます。
仕事のやりがいは評価や報酬の高さもひとつですが決してそれだけではないですね。
働くという喜び、結果に対する達成感、成長を感じられる充実感こそです。
果たしてベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズの未来はどうなるのか。
明日は我が身かもしれない。
会社という組織に属していれば「解雇」からは逃れられませんし、いつどういったトラブルで解雇されるか分かりません。
それは自分のせいかもしれませんしそうでないかもしれません。
いずれにしても会社に貢献して全く何も残らないような虚しい思いはしたくありませんよね。
この歳になると若手が増えてきたなと実感しますが、一方で年配社員への早期退職を促し若い社員を入れ仕事の質が下がる現状についてただの賃金格下げではないのか?サービスの質が下がっていやしないか?
さらに高い給料を貰っている者がそれ相応の働きができているか?
出世とは無縁ながら長く会社に貢献してきた人ほど待遇が悪くなっていく会社の風潮には少し飽き飽きしてきました。
自分に求められているものは何かを考え働いてそれなりの充実感を感じてはいますが自分がずっとやりたいことかというと違うといえます。
カンパニー・メン(会社人間)とは自分の意思とは関係なく会社に人生を操られる悲しい人生の話だったりもします。
しかし自分の意思を持って仕事に目覚めるとか、自ら起業するとか他にも生き方というものはあって自ら選択していかないと会社に身を滅ぼされてしまうぞとなんとなくそういうふうに感じました。
自分のやりたいことを見つけ起業する。
誰にでもできることではありませんがブログでも何でもできることからはじめてみることをおすすめしますよ。
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