今年もあとわずか。
そんな時に困るのがクルマのオイル交換。
近所のお店とかって予約でいっぱいで来年までとか、年末の最後しか空いてなかったりとオイル交換の予約を取るのも大変だったりします。
毎回予約が面倒なので、今年から自分でオイル交換してみることにしました。
今回のテーマを考えてみる
ショップの予約が面倒とはいえ、自分でオイル交換をするのもかなり面倒です。そこで、
- 可能な限り楽であること
- 作業場所はマンションの駐車場
ということで、とにかく楽を目指します。
世の中のすべてのクルマが電気自動車になるまでは、必要な作業ですから、楽じゃないと続きませんので。
可能な限り楽であること
新車でこのクルマを購入したときに、オイル交換はすべて自分でやると決めてオイルポンプを購入していたのですが、オイルポンプとはオイルをエンジンルームから抜くことができる手動式のポンプのことです。
使ったのは最初の1回だけ。使わない時の置き場に困ってオークションで売ってしまいました。
マンション住まいだととにかく置き場所に困るものは持つべきじゃないなと痛感したのと、エンジンオイルまみれになるポンプの保管は思ったより面倒くさいです。
ということ今回はドレンボルトを外して抜くいわゆる「下抜き」でやることにします。
下抜きであればメガネレンチ1本あれば済みます。
ちなみに最近どこのカーメンテナンスのお店でもポンプで抜くのが主流なので、下抜きは10年乗ってて初めてということになります。ボルト硬そうだな・・・
そして「ジャッキアップ」の問題
オイルを下から抜くには、地下に掘ってあるピットにクルマを入れるか、大きな油圧式のジャッキでクルマごと人の頭の高さに持ち上げるかの2択ですが、個人でやる場合は手動式のジャッキを使ったものになるかと思います。
緊急時のタイヤ交換ぐらいであればジャッキひとつでいいと思いますが、オイル交換でクルマの下に潜って作業となると、安全性を考えてもしっかり固定できるジャッキスタンドがあったほうが良いです。
するとまた問題が。
使わないときのジャッキとジャッキスタンドの収納が面倒くさいという話。
これを解決するため今回は「スロープ」を購入することにしました。
え?これも片付けの邪魔では?という話もありますが、プラスチック製で軽く、わりとコンパクトであればトランクに重ねて入れておけますし、万が一外出時に泥沼にハマった時も使えます。(釣りに行って1度だけあるんですよね・・・)
ちなみにこのスロープだと最大10cmジャッキアップが可能です。
作業場所はマンションの駐車場
いざオイル交換といっても、何処で作業するのか頭が痛かったりします。
マンション住まいだと当然、マンションの駐車場ということになります。
隣との間も狭くそんなところでジャッキアップしたりなど作業するのは周囲の目も気になりますし、迷惑にならないかなとも思うわけです。
なので、なるべく目立たずに素早くスマートに作業ができる必要があるわけです。
今回ジャッキではなくスロープにしたのもこれが理由でもあります。
クルマ前から入れて駐車すれば、前方から死角となり作業にも集中しやすくなります。
作業時はクルマの下に潜ることになるので、これが実は1番重要でもあります。
そしてスロープなら載せるだけでジャッキアップ完了ですから楽チン。
必要な部材をそろえる
今回のオイル交換をまとめると、「自宅マンションの駐車場でスロープを使った下抜きでオイル交換を行う」です。
それに伴う部材は以下のとおりです。
- エンジンオイル
- メガネレンチ 17mm
- 交換用ワッシャー
- 廃油ボックス
- ロート
- 手袋
- 段ボール(作業時に寝転がる用)
- ウエスなど
最低限ざっとこんなものでしょう。
自分でオイル交換するのはバイクでも慣れていますし、10代のころにガソリンスタンドでアルバイトをしていたこともあり、オイル交換は仕事でやっていました。
なお、今回はオイルエレメントの交換は無しです。マグネット式で10万キロまで交換しなくていいものを10年前から付けっぱなしです。
オイル交換やってみる
部材も揃ったのでやってみました。
車を駐車場に入れてスロープで持ち上げます。
よっこいしょ。
かんたん。
載るだけで10cmアップができちゃいました。
10秒かからぬ早さ。
あとはオイルを抜くだけ。
地面に段ボールを敷いて潜り込みます。
決して余裕があるとは言いがたいですが、潜って作業は出来なくないレベル。
スロープもしっかりしているので怖くなくていい感じ。
廃油ボックスを置いてあっさりと廃油完了。簡単すぎる…
ポンプで抜くのがバカバカしいぐらい。
ドレンボルトもメガネレンチで反対端を手で叩いて開けてやれば難なく回ってくれましたよ。
オイルを抜くまでに5分てところかな。
というか、抜くオイルがほとんどないほどオイルが減ってました。
自分でさっさと作業して良かったです。このまま乗っていたらエンジンが壊れていたかもしれません。
オイル追加にはマストアイテム
オイルを補充するにはエンジンルームからエンジンに直接流し込みますが、場所が微妙に奥の位置で缶から直接注ぐのは無理です。
ロートを使っての作業はマストなのですが、ロートも差しにくい状態。
そこでロートにゴムホースを繋いでオイルを注ぎやすくする工夫が必要です。
道具として必要なのは、メガネレンチとロートがあればとりあえず出来ます。
なのでこの2つはストレス無く作業できるように良いものを選びましょう。
ここが快適なら何も苦になりません。
オイル交換をしてみた感想
今回自宅マンションの駐車場で作業してみて感じたことは、とてもカンタンということでした。
道具を揃えるという準備が必要になりますが、オイルポンプを揃えるよりは楽な気がしました。
スロープもレンチもロートも軽いのでトランクに入れておけるし、何時何処でもオイル交換ができます。
もう、ディーラーやショップにお願いする手間が無くなりホントに気持ちが楽になりました。
今回、オイルをギリギリぐらいになるまで交換して無かったのは正直危なかったです。それにしても、アラートが表示されないものなのかな…心配になるぐらい少なかったので驚きました。
もう自分でカンタンに交換できるので、今後はマメに換えてあげたいと思います。
愛車のオイル交換もDIYでやってみてください。